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【クラレ】クロスボーダーM&Aでミラバケッソ
クラリーノやマジックテープなど独創性の高い製品で高収益をあげるクラレ。競争が激化する化学製品の分野におけるクラレのM&A戦略について検証する。
(株)クラレ(以下「クラレ」)は、バイオマス由来のバリア素材<PLANTIC>フィルムのメーカーであるPlantic Technologies Limited(オーストラリア、売上高約30億円、以下「Plantic」)の発行済株式を全部取得する契約を締結した。
今回の買収は、世界的に顕在化している食品包装材料のバイオマス化というニーズに合致するバリア材の提供を可能にするものであり、また、独創性の高い技術で産業の新領域を開拓し、自然環境と生活環境の向上に寄与するというクラレの企業ミッションに沿ったもので、<エバール>に代表されるバリア素材のリーディングカンパニーとして事業の更なる拡大を図るものであるとのことである。Plantic の<PLANTIC>フィルムは、バリアパッケージの分野で幅広く使用されており、豪州、北米、欧州の大手スーパーなどで生肉、加工畜肉、鮮魚や生パスタ等の包装に採用されはじめており、今後はクラレのグローバルネットワークを活用して、バイオマス由来のバリア材事業を拡大し、世界的な食品の消費期限延長やロス低減に対する要求の高まりに応えていくとしている。
オーストラリアでは、<PLANTIC>フィルムは大手スーパーで採用されるなど、普及が進みつつある。最大の食肉需要国である米国においては、現地生産あるいは他社とのアライアンスを視野に入れた事業拡大を図っている。また、生肉やその他生鮮食品の消費期限延長が期待されている日本市場においては、<PLANTIC>フィルムによる食品包材のバリア化を推進し、食品ロスの低減に貢献していくとしている。
株式譲渡価格は非公表。
株式取得手続きは2015年4月2日に完了。
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