日新製鋼、完全子会社化の先は吸収合併

新日鉄住金の本社(東京・丸の内)

「日本製鉄」への社名変更の陰に隠れた感があるが、この日、新日鉄住金は日新製鋼(現在、持ち株比率51%)を株式交換で2019年1月に完全子会社化することを発表した。日新製鋼は高炉を持つ銑鉄一貫メーカーの一員だが、ステレンス鋼に強みを持つことで知られ、2012年にはステンレス専業の日本金属工業を統合した。新日鉄住金は日新製鋼の完全子会社化した後、自社と日新製鋼のステンレス鋼板について新日鉄住金ステンレスに事業移管し、グループ内での事業の最適化を図る方針だ。

その後の日新製鋼はどうなるのか。実は、新日鉄は住友金属との統合の際、株式交換で住友金属をいったん完全子会社としたうえで、合併する手順を踏んだ。今回完全子会社化する日新製鋼についても、新生「日本製鉄」が時期をみて合併に踏み切る可能性も多分にある。そうなると、1959年に合併で生まれた日新製鋼の名前も消えることになる。

文:M&A Online編集部