ニトリによる「対抗TOB予告」で過熱する島忠の株価

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2020年10月29日、ニトリホールディングス<9843>は、先行して友好的TOB(株式公開買い付け)を開始していたDCMホールディングス<3050>によるTOBが不成立となることなどを条件に、島忠<8184>に対するTOB開始を予告しました。

ニトリ参入でTOB価格はつり上がるか?

ニトリ参入で島忠の株価は急騰した(ニトリホームページより)

もともとDCMは島忠と友好的TOBで合意し、10月2日、1株につき4200円でスクィーズアウトを伴う完全子会社化を目的とするTOBを開始しており、両社は経営統合契約も締結済みでした。しかし、ニトリはDCM提示額を大きく上回る5500円を提示して、非友好的TOBを開始しました。

これを受けてDCMは10月30日、プレスリリースを公表し、自社こそが島忠とのシナジー効果が最大となるベストパートナーである旨を主張しましたが、ニトリに対抗する価格の引き上げについてはノーコメントでした。

一方、11月2日の島忠株価の終値は5620円となり、DCMによる価格引き上げの対抗措置を織り込み始めています。今後の展開はどうなるのでしょうか?

シナリオとしては、DCMが対抗して価格を引き上げ、株価が過熱していくというものと、DCMが対抗を断念し、ニトリによるTOBが成立するものが考えられます。どちらのシナリオが蓋然(がいぜん)性が高いか、考えてみたいと思います。

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