ユニゾホールディングスは23日、同社に対して旅行大手のHIS(エイチ・アイ・エス)が実施中のTOB(株式公開買付け)に関して、意見表明を留保すると発表した。同日開催した取締役会で決議した。ユニゾ側の意見表明次第では敵対的TOBに発展する可能性があったが、「留保」としたことで、これがひとまず回避された形だ。
ユニゾはHISによるTOBが企業価値や株主の利益に資するかどうかについて、引き続き、情報収集、評価・検討などを行ったうえで、取締役会としての意見を表明するとしている...
旅行大手のHISがビジネスホテル事業のユニゾホールディングスに対し、株式公開買付け(TOB)を開始すると発表した。最大の焦点は敵対的TOBに発展するかどうか。今年の春先、伊藤忠商事によるデサントへの敵対的TOBが記憶に新しいが…
スポーツ用品大手、デサントに対する伊藤忠商事の敵対的TOBの成否に注目が集まっている。日本で敵対的TOBはほんの数えるほどだが、大手企業同士が争うのは2006年の「北越製紙対王子製紙事件」以来13年ぶり。過去の事例をひも解いてみると。
東栄リーファーライン<9133>のMBOが不成立となった理由はなぜか。募集価格の算定が甘かったとは決して思わない。旧村上系ファンドの介入が、結果として株価が非常に割安でまだ将来的な成長が十分に見込めると多くの株主が思ったからではないか。