ユニゾホールディングスは23日、同社に対して旅行大手のHIS(エイチ・アイ・エス)が実施中のTOB(株式公開買付け)に関して、意見表明を留保すると発表した。同日開催した取締役会で決議した。ユニゾ側の意見表明次第では敵対的TOBに発展する可能性があったが、「留保」としたことで、これがひとまず回避された形だ。
ユニゾはHISによるTOBが企業価値や株主の利益に資するかどうかについて、引き続き、情報収集、評価・検討などを行ったうえで、取締役会としての意見を表明するとしている...
後編はMBOで「経営陣が会社を安く買い叩けない」理由を掘り下げる。2006年以降に発生した様々な事件やそれを受けたMBO指針が経営者を委縮させているようだ。