株式取得をめぐる攻防戦の動きが表面化した。「夏の陣」に発展するのだろうか。
7月10日、旅行大手のHIS(エイチ・アイ・エス)がオフィスビル賃貸事業とビジネスホテル事業を手がけるユニゾホールディングスに対し、株式公開買付け(TOB)を開始すると発表した。
これを受け、ユニゾは「何らの連絡もなく一方的かつ突然に行われたものであり、情報を精査した上で、速やかに当社の見解を公表する」とのコメントを発表した。ユニゾの対応次第では今回のTOBが敵対的買収に発展する可能性もある...
不動産事業、ホテル事業のユニゾホールディングスに対して、旅行代理店大手でホテル事業にも力を入れているエイチ・アイ・エスが株式公開買付を開始した。この後仮に「反対」の意見が表明されることになれば、対デサントに続き2件目の敵対的買収となる。
伊藤忠商事によるTOBに対し、デサントが「反対」を表明した。これにより敵対的TOBであることが正式に確定した。対抗策としてデサントの意向を受けた友好的な第三者(ホワイトナイト)が現れるのか。TOB攻防戦に発展する可能性が出てきた。
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