アサヒが復活する近道は居酒屋需要が回復することです。国内ではワクチン接種が進み、2021年10月に緊急事態宣言は解除されました。東京都や大阪府では一部時短要請が出ていましたが、10月25日以降はそうした制限が解除されました。
しかし、11月に入っても売上高は戻っていません。鳥貴族ホールディングス<3193>の2021年11月の売上高は前年同月比91.8%。客数は87.2%でした。鳥貴族は2020年11月の売上高は前年比78.3%、客数が77.5%でした...
債務超過に陥っている21LADYの上場廃止がカウントダウンに入りました。2022年3月期で債務超過を解消しなければなりませんが、21LADYは5,900万円の純損失を見込んでいます。増資による資本増強への動きも見えず、危機的状況に追い込まれました。
東京都は10月25日以降、都の認証を受けた飲食店に対して時短要請を解除し、飲食店が酒類の提供時間や営業時間を元通りにできるよう検討を進めています。飲食店にとっては喜ばしいことですが、協力金や助成金を失って業績に影響が出るのも間違いありません。
出前館の2021年8月期第3四半期売上高は前期比171.0%増の184億9,300万円となったものの、129億円もの営業損失を計上し、純損失は147億円となりました。同社は配達員のインセンティブを高めに設定しており、先行投資ともいえる戦略で赤字が膨らんでいます。
ワタミの事業承継が着々と進んでいます。4月1日、長男の将也氏が取締役CFOに就任し、渡邉会長、清水社長に次ぐ第3のポジションを揺るぎないものとしました。脱ワタミへと転換した清水体制でしたが、渡邉会長の復帰で和民色が再び強くなりました。