ビールメーカー大手のアサヒグループホールディングスとキリンホールディングスの両社がコロナ後の新たな成長軌道に入ったようだ。2023年10月にはビールの酒税が引き下げられビールの販売価格が下がる見込みで、消費に弾みがつくことが予想される。
国内酒類2位のアサヒがキリンに脅かされています。アサヒの国内酒類事業2021年12月期第3四半期の売上高は前年同期比9.3%減の5,034億円。キリンは前年同期比1.2%増の4,850億円となりました。ビールと飲食店比率の高いアサヒが打撃を受けています。
2019年の日本関連M&A公表案件は、23.9兆円と、過去最高の前年から36.9%の減少となった。全体の案件数は3,728件と、前年比5%減少したものの、前年に次ぎ過去2番目の最多となった。
東南アジア企業に対するM&Aが注目されている。なぜ今、東南アジアなのか。2020年の動向はどうなるのか。中国企業との買収合戦にどう対抗していくのか。決して問題は少なくない。東南アジアを舞台にした日中企業のM&A合戦は、さらに過熱しそうだ。
2019年1~9月期のM&Aは602件(適時開示ベース)と前年同期を53件上回った。600件台に乗るのは10年ぶり。海外買収もすでに100件を突破。国内市場が縮小に向かう中、M&Aをテコに海外展開を加速している様子が鮮明だ。
2019年1-9月期の日本関連M&A公表案件は13.9兆円と、過去最高を記録した前年同期から52.6%減少した。第1位は、アサヒグループが113億ドル(約1兆2144億円)で買収した豪ビール最大手カールトン&ユナイテッドブルワリーズの案件
海外に活路を見出し、積極的なM&Aに打って出るアサヒと、海外の不採算事業を切り離し、収益基盤の強化に取り組むキリン。勝負の行方はどうなのか。
2019年7月19日、ビール国内最大手のアサヒグループホールディングスが豪ビール最大手のカールトン&ユナイテッドブリュワリーズの買収を発表した。買収額1兆2000億円もの超大型M&Aだ。アサヒはクロスボーダーM&Aで活路を拓こうとしている。
近年、ビール業界でM&Aが活発です。海外進出を視野に入れたものが多いですが、その中でもちょっと異色だったのがアサヒビールによる老舗料亭「なだ万」の買収。その“旨味”はどこにあるのか、そして今後のアサヒビールの海外展開について探ってみました。
「おーいお茶」で知られる伊藤園がM&Aを駆使して総合飲料メーカーへの脱皮を急いでいます。タリーズコーヒーの運営会社を買収したほか、乳製品市場にも進出しました。ただ大手2社と比べて規模は小さく、再編に巻き込まれるリスクも浮上しています。