【アダストリア】M&Aでファッションと飲食の融合にアクセル

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東京都文京区のニコアンドの店舗

コロナ前の水準に

アダストリアの2022年2月期は、売上高が前年同比19.1%増の2190億円を見込む。前年度はコロナ禍の影響で17.3%の減収だったが、2022年2月期はコロナ前の水準に戻る予想だ。

営業利益、経常利益はいずれも65億円で、営業利益は前年度の8.47倍、経常利益は同2.18倍と大幅な増益となる。当期損益は38億円で、前年度の赤字(6億9300万円)から黒字転換する。

【アダストリアの業績推移】単位:億円、2022年2月期は予想

一方、ゼットンの2022年2月期の業績予想は、新型コロナウイルスの影響を見極めることが困難なため未定としている。

2021年2月期は売上高が前年度比54.1%減の47億1600万円に留まり、営業損益は16億9200万円の赤字(前年度は4億6700万円の黒字)、経常損益は15億7700万円の赤字(同4億7300万円の黒字)、当期損益は12億5100万円の赤字(同3億4500万円の黒字)に陥っていた。

2022年2月期第3四半期時点では、営業損益は9億7200万円の赤字だが、経常利益は3億7000万円、当期利益は2億9000万円のいずれも黒字を確保している。ここからどのように業績を立て直していくのか。ファッションと飲食の融合の成果が試される。

アダストリアの沿革
1953 水戸市で福田屋洋服店を設立。紳士服小売業を開始
1984 チェーン化を開始
1992 レディースカジュアルウェア小売業に進出
1993 ポイントに社名を変更
2000 日本証券業協会に株式を店頭登録
2002 東京証券取引所市場第二部に株式を上場
2003 台湾に出店し、海外事業展開をスタート
2004 東京証券取引所市場第一部に株式を上場
2013 アダストリアホールディングスを設立。持株会社体制に移行
2015 アダストリアホールディングス、ポイント、トリニティアーツの3社を合併し、持株会社体制を解消
2015 アダストリアに社名を変更
2017 アリシアをグループ会社化
2017 米国事業を開始
2017 飲食事業のアダストリアイートクリエーションズを設立
2022 外食のゼットンを子会社化

文:M&A Online編集部

M&A Online編集部

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