しかし、百貨店事業の業績が好転することはなかった。2009年8月に持株会社的な役割を果たしていたミレニアムリテイリングと事業会社のそごう、西武百貨店が合併して現在の「そごう・西武」となる。同月に「そごう心斎橋本店」を閉店。土地と建物は隣接するJ.フロントリテイリングに売却され、「大丸心斎橋店北館」となった。
同9月に「西武札幌店」、2010年12月に「西武有楽町店」、2012年1月に「そごう八王子店」、2013年1月に「西武沼津店」「そごう呉店」を相次いで閉店...
クスリのアオキホールディングスがM&Aにアクセルを踏み込んでいる。買収ターゲットは地場の食品スーパー。その数は最近2年間で6件に上る。クスリのアオキは元々、食品販売を成長の原動力としてきたが、ここへきて攻勢を一段と強めている理由は。
出版業から脱皮し、「終活企業」に大変身を遂げた鎌倉新書<6184>。お墓、葬儀、仏壇、相続…。「終活のワンストップサービス」を旗印に、誰もが直面する終活への不安の解消を目指す。終活ビジネスの戦線拡大に向け、新たに介護に本格進出する。
2008年に日本ビクターとケンウッドが統合して誕生して以来、波乱万丈の経営が続いてきたJVCケンウッド。2020年3月期の売上高は約2913億円と、経営統合時の約8200億円に比べ3分の1近くまで縮小している。巻き返しのカギはM&Aだ。
殺虫剤3位のフマキラーが、およそ9年ぶりにM&Aに乗り出した。同社はスイスの農薬・種苗大手シンジェンタの日本法人であるシンジェンタジャパン(東京都中央区)からフラワー事業(種子、挿し穂など)を取得すると2021年2月1日に発表した。