【会計コラム】現金・預金の横領について考える
先日、ベンチャー業界で29億円という巨額の横領事件がおきました。今回は、現金・預金の横領について、一般の事業会社(特に本社部門)の対応策を考えてみたいと思います。
泉 光一郎
| 2020/6/23
2020.06.23
不正会計が明らかになった決済サービスの独Wirecard AG(ワイヤーカード)が2020年6月25日、独ミュンヘン地方裁判所に支払い不能および過剰債務を理由とする破産を申請し、経営破綻した。ワイヤーカードといえば、2019年4月にソフトバンクグループ<9984>が同社の転換社債に約9億ユーロ(約1100億円)を投資することで合意するなど関係が深いことで知られる。
ソフトバンクグループにとっては、2019年9月に上場申請を撤回して経営再建を進めている米ウィーワークと同様の衝撃を受けたかに見える...
先日、ベンチャー業界で29億円という巨額の横領事件がおきました。今回は、現金・預金の横領について、一般の事業会社(特に本社部門)の対応策を考えてみたいと思います。