今年の3月期決算会社から「企業内容等の開示に関する内閣府令等」の改正により、企業はサステナビリティ情報を開示することが義務化されました。今回は、気候変動にも関係するサステナビリティ情報と経営課題についてお話しましょう。
国税庁は6月22日、株式公開買付(TOB)成立後に上場廃止となった株式を、TOBによる買付者等に買い取られたことにより譲渡益が生じた場合、所得税の申告が必要になることについて国税庁が注意喚起しました。
証券監督者国際機構(IOSCO)は22日、「のれんに関するコンサルテーション」公聴会報告書を公表した。その中で企業がより迅速にのれんを減損し、「過度に楽観的な」評価をしないよう求めるために、より厳格な会計規則が必要になる可能性を指摘した。
経産省は6月26日、大胆な事業再編の実施を支援するための「『スピンオフ』の活用に関する手引き」を改訂した。2023年度税制改正で大企業発スタートアップの創出などにつながるパーシャルスピンオフ税制が創設されたことを受け、制度活用を促進する。
今回は、会計処理の落とし穴の1つである「受取配当金」についてお話したいと思います。会計基準を調べると、実は様々定められおり、ここに細かい落とし穴がいくつかあります。
金融商品取引法(金融庁)は内部統制の概念から定義をして、会社法(法務省)は会社の機関設計の関連から定義をしているため、現状では金融商品取引法と会社法で別々の言葉で内部統制のことを説明しています。
ある会合で報告書の草案に「内部統制(ガバナンス)」という表現が出てきました。内部統制とガバナンスは別なので修正となりましたが、馴染みがない人にとっては区別が難しいのかもしれません。そこで今回は、混同されやすいガバナンス関連用語を整理してみます。
スタートアップの資金調達で注目を集める「J-KISS型新株予約権」について解説します。J-KISS型新株予約権の発行による資金調達のメリット・デメリットについても言及します。
東京証券取引所は2023年3月31日、「資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応」「株主との対話の推進と開示」「建設的な対話に資するエクスプレインのポイント・事例」の3点を上場会社に通知した。
東京地裁は、ファミリーマートの買収対価をめぐって反対株主から提起されていた株式買取価格決定訴訟で、2600円とする判決を下しました。TOB価格の2300円は不当に安かったのでしょうか。今回もアナリスト目線で検証したいと思います。