カルロス・ゴーン被告が日産自動車<7201>に続いて仏ルノーの会長兼CEO職の解任に追い込まれそうだ。ゴーン被告は日産からの内部通報によって東京地検特捜部に逮捕、起訴され、勾留が長引いている。ゴーン被告が容疑を全面否認していることから、勾留はさらに長期化する可能性が高い。
昨年末に保釈されたグレッグ・ケリー元日産代表取締役は海外渡航を禁止されており、ゴーン被告が保釈されてもフランスに本社があるルノーのCEO職を務めるのは難しい状況だ...
日産自動車のゴーン会長は、開示制度が始まった2010年3月期決算からの役員報酬額は、9年累計で90億900万円と開示。ストックオプションの記載は2018年3月期の三菱自動車工業4700万円のみだった。
日産の無資格者による検査不備をはじめ、神戸製鋼所、三菱マテリアル、東レの品質データの改ざんと、次々に企業の不正問題が発覚している昨今。企業不正の根本原因から、企業の社会的な役割について再考します。