矢継ぎ早に打ち出した3つの手

タームローンクレジットの借入限度額は75億ドル(約8250億円)で、借入金はシャイアー買収資金の一部に充てるという。

武田薬品ではシャイアー買収を発表した5月の時点で308.5億ドル(約3兆4000億円)のつなぎ融資契約を結んでいた。

同社ではこのタームローンクレジットの契約成立によって「つなぎ融資契約よる負担の相当部分を縮小することができる」としたうえで、武田薬品のシャイアー買収に対する「大手グルーバル金融機関からの強い支持の現れ」とのコメントを発表している。

大阪・道修町の本社ビルの売却は借入金の圧縮につながるものだ。

武田薬品はシャイアー買収発表後、3カ月足らずで矢継ぎ早に3つの手を打ったことになる。

米国の許可、金融機関の支持、借入金の圧縮といったトピックスをアピールすることで、臨時株主総会を乗り切るというのが武田薬品の戦略のようだ。

文:M&A Online編集部