タームローンクレジットの借入限度額は75億ドル(約8250億円)で、借入金はシャイアー買収資金の一部に充てるという。
武田薬品ではシャイアー買収を発表した5月の時点で308.5億ドル(約3兆4000億円)のつなぎ融資契約を結んでいた。
同社ではこのタームローンクレジットの契約成立によって「つなぎ融資契約よる負担の相当部分を縮小することができる」としたうえで、武田薬品のシャイアー買収に対する「大手グルーバル金融機関からの強い支持の現れ」とのコメントを発表している...
出光興産と昭和シェル石油の経営統合が基本合意から3年を経て、ようやく実現する見通しになった。当初想定された合併ではなく、出光は昭和シェルを株式交換で完全子会社化する。「対等の精神」を強調する両社だが、なぜ、親子関係を選択し、合併を避けたのか。
フリマアプリ最大手、メルカリが株式市場にデビューを果たした。国内圧勝が続く中、米国での事業をどう軌道に乗せるかに市場の興味は移る。リーディングカンパニーとして不正出品対策の徹底など業界の健全な発展に向けた取り組みが一層求められる。
富士フイルムホールディングスの助野健司社長は18日記者会見し、対立の構図が強まっている米ゼロックスとの統合について「ベストなシナリオであることをぶれずに主張し、未来の価値を株主と分かち合いたい」と述べ、計画を撤回する考えのないことを強調した。
武田薬品工業が2018年5月8日、アイルランドの大手製薬メーカーのシャイアーを総額460億ポンドで完全子会社化することで合意した。さて、武田薬品が買収するシャイアーとはどんな会社なのか?それは意外にも「ただ買われる側の企業」ではなかった。