同社の自慢の一つが会社設立以来、初年度を除き、53年間黒字を続けてきたこと。2008年のリーマンショックによる金融危機は米国で積極展開していた不動産事業を直撃し、信用不安が取りざたされる場面もあったが、資産の圧縮や事業の入れ替えで乗り切った。
局面転回を印象づけることになったのが2013年。オランダの大手銀行ラボバンク傘下の資産運用会社ロベコ(現オリックス・コーポレーション・ヨーロッパ)を約2500億円で買収した...
ソニ-が自動車会社になる日は訪れるだろうか。2020年までの3年間は安定した収益が見込める楽曲著作権で支え、その後は車の自動運転で利益を生み出そうとするソニーの戦略が見えてきた。初の商品を多く生み出してきたソニーだけに期待は大きい。
積水ハウスが海外市場の開拓に力を入れている。第4次中期経営計画(2018年1月期-2020年1月期)で新たな事業の柱として「国際ビジネス」育成の方針を打ち出したためで、中期経営計画がスタートした直後にM&Aを実施し、米国での住宅販売事業に参入した。
サカタのタネが海外市場へ積極的に進出している。理由は新興国の人口増と食の西洋化に伴う洋食野菜の需要増だ。しかし、世界最大手の米モンサントが独バイエルに買収されるなど、業界地図は大きく変わろうとしている。サカタのタネはこの乱戦を生き残れるか。