次の買収も工作機械メーカー?「日本電産」の戦略とは

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3期連続の当期赤字に

日本電産はこれまで業績が振るわないために買収金額が低く抑えられている企業を買収し、買収後に時間をかけ、その企業の価値を上げてきた実績がある。

OKKは2021年3月期に、営業、経常、当期の全段階で赤字に陥った。新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、経済活動が停滞し、設備投資が抑制されたのが要因で、2022年3月期も厳しい状況が続き、営業損益、経常損益が2期連続の赤字、当期損益は3期連続に赤字になる見込み。

日本電産は54億7800万円を投じて、議決権ベースで66.65%のOKK株式を取得する。業績の振るわない企業を安く買うという買収方針はOKK(純資産約87億円)でも実現できているわけだ。日本電産はどのくらいの期間でOKKの企業価値を高め、大きな石に成長させることができるだろうか。

【OKKの業績推移】単位:億円、2022年3月期は予想

2020年3月期 2021年3月期 2022年3月期
売上高 213.48 120.83 157
営業損益 1.41 △27.55 △3.4
経常損益 0.02 △24.74 △3.2
当期損益 △91.59 △24.25 △11

文:M&A Online編集部

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