米投資ファンドのベインキャピタルによる中堅印刷会社、廣済堂(東証1部)へのTOB(株式公開買い付け)が4月8日終了した。廣済堂株価の8日の終値は803円。TOBの結果は9日中に判明する見通しだが、市場価格が買付価格の700円を大幅に上回ったまま期限を迎えたことから、不成立が確実視される。
廣済堂のTOBはMBO(経営陣が参加する買収)の一環として行われ、これまでに買付期間を3度延長し、買付価格も当初の610円から700円に引き上げたが、焼け石に水のあり様だった...
トヨタ自動車が2019年4月3日、2万3740件に及ぶHV技術の特許実施権を無償提供すると発表した。併せてシステム販売にも参入する。EVの台頭や超省エネエンジン車などの相次ぐ発売で存在意義がゆらぐHV。トヨタのオープン戦略の真の目的は何か?
中堅印刷会社の廣済堂は25日、米投資ファンドのベインキャピタルが廣済堂に対して実施中のTOB(株式公開買い付け)について、同日までだった買付期間を4月8日に延長すると発表した。買付期間の延長はこれで3度目。
伊藤忠商事がデサントに対して実施した敵対的TOB(株式公開買い付け)は成立し、伊藤忠の勝利となった。TOBの結果、もともと筆頭株主である伊藤忠のデサント株の保有割合は従来の30.44%から40%に上昇し、デサントの支配権を事実上握った形だ。
暗雲が立ち込めていた中堅印刷会社「廣済堂」のTOB(株式公開買い付け)を通じたMBO(経営陣による買収)が一転、前進する運びとなった。TOB価格を610円から700円に引き上げる一方、買付予定数の下限を66.67%から50%に引き下げた。