スタートアップ企業の発掘と支援を手がけるKDDI<9433> ∞ Labo(ムゲンラボ)の公開ピッチ「MUGENLABO DAY 2019」が2019年3月27日、渋谷ヒカリエホール(東京都渋谷区)で開かれた。「ピッチ」とは、いわば「プレゼンテーションの短縮版」。1社でも多くのスタートアップ企業と接触するために、米シリコンバレーで誕生した手法だ。

2分間のショートプレゼンでビジネスをアピール

今回のピッチは1社2分間。極めて短い時間で、どれだけビジネスの特徴や優位性、将来性、採算性、社会性をアピールできるかが問われる。

第1部では ∞ Laboが採択したアラヤMomoTAASビビッドガーデンヤマップTelexistenceSynamonがピッチで自社のビジネスをアピールした。審査員が最優秀賞の「KDDI ∞ LABO賞」を、スマートフォンによる会場投票で「オーディエンス賞」を決める。

KDDI ∞ LABO賞は人工知能の深層学習や機械学習を応用したシステム開発を手がけるアラヤ(東京都港区)が、オーディエンス賞は農家と消費者をネットで結ぶ農作物のマーケットプレイスを展開するビビッドガーデン(東京都渋谷区)が、それぞれ選ばれた。

受賞セレモニーで互いの健闘を称えるスタートアップ企業の代表者たち

アラヤは2018年8月にKDDIと共同で、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が進める「高効率・高速処理を可能とするAIチップ・次世代コンピューティングの技術開発」プロジェクトの「革新的AIエッジコンピューティング技術の開発」に採択された実績がある。同プロジェクトでは、AIによるドローンの自律制御などを実現する情報処理に取り組んでいる。

ビビッドガーデンはオーガニック農作物の一般向けオンライン直売サービス「食べチョク」や、飲食店向けの直送食材仕入れサービス「食べチョクPro」などを開設している。