建材・住宅設備機器の最大手、LIXILグループ<5938>の潮田洋一郎会長・CEO(最高経営責任者)ら2氏のトップ人事が、5月に開く臨時株主総会でその是非が問われる異例の展開となった。潮田氏らの取締役解任を目的とする臨時株主総会招集を請求した株主には英投資会社マラソン・アセット・マネジメントなど機関投資家4社に加え、LIXIL取締役の伊奈啓一郎氏が名を連ね、取締役会の内部からも反旗が翻る事態だ。
取締役の解任は議決権ベースで総会に出席した株主の過半数の賛成が必要となる...
2019年3月18日、シュレッダー国内最大手の明光商会が4月26日付で買収されることが明らかになった。買収した企業は三井松島ホールディングス。意外と知られていないが、2010年代はユニークなM&Aで成長を続けている企業だ。どんな会社なのか?
伊藤忠商事がデサントに対して実施した敵対的TOB(株式公開買い付け)は成立し、伊藤忠の勝利となった。TOBの結果、もともと筆頭株主である伊藤忠のデサント株の保有割合は従来の30.44%から40%に上昇し、デサントの支配権を事実上握った形だ。
暗雲が立ち込めていた中堅印刷会社「廣済堂」のTOB(株式公開買い付け)を通じたMBO(経営陣による買収)が一転、前進する運びとなった。TOB価格を610円から700円に引き上げる一方、買付予定数の下限を66.67%から50%に引き下げた。
中堅ゼネコンの日本国土開発が3月5日、20年ぶりに東証1部に上場復帰する。バブル崩壊で1990年代、建設業界は受難を迎えた。同じころに佐藤工業、日産建設(いずれも東証1部)が経営破綻したが、再上場を果たしたのは日本国土開発が初めてとなる。