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DeNAはAIで世界をどう変えようとしているのか? 

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目的が不明瞭なAIは役に立たない

-AI開発で、苦労されることも多いでしょうね。

村上 研究開発自体よりも、プロジェクトで発注者と期待値が折り合わないことの方が厄介だ。特に「AI万能論」のような期待をされると困る。

AIにはコストがかかる。データを集めるにもカネがかかるし、AIに高度な学習をさせるには膨大なコンピューターリソースが必要で、それらを稼働させるために高額の電気代もかかる。持ち込まれるテーマには人間にやらせた方が効率が良いこともあり、AIに得意なことを選別しなくてはならない。

AIによる分析ではビッグデータが注目されるが、データが多ければ多いほどよいというわけではない。人間同様さまざまな情報の中からどこに注目するのかが大事で、そのポイントが悪いとダメだ。AI開発のポイントは「目的」。AIを利用する「目的」が明確でないと、役に立たないだろう。

村上 淳(むらかみ・あつし)氏 コンサルティングファームを経て2011年にDeNA入社。IT戦略部部長としてDeNAグループの業務改革を統括し、グループウェア、開発環境、人事管理・経営管理基盤をグローバルで統合。現在は、AI戦略推進室長として全社AI戦略の立案実行と全社のAI活用を推進している。

文・聞き手:M&A online編集部 糸永正行編集委員

M&A Online編集部

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2019/04/10

2019年第1四半期(1~3月期)のM&Aは前年同期比49件増の221件で、18年7~9月期から3四半期連続で200件を超えた。200件超えが3四半期続くのは過去10年で初めて。また、第1四半期としては09年の255件以来の高水準となった。

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