富山県の地銀としては、圧倒的な力を持つ北陸銀行がある。そして、その大手地銀に次いで2つの地銀・第二地銀がある。富山銀行<8365>と富山第一銀行<7184>だ。富山銀行は本店を富山県第二の都市である高岡市に置く。一方の富山第一銀行は本店を県都富山市に置く。両行の歴史を対比するように見ていく。
まず富山銀行だ。実は富山県の金融史のなかで「富山銀行」という名称の金融機関は3度、登場している。まず初代は、1883(明治16)年から1892年まで存立していた富山銀行...
島根県の第二地銀、島根銀行にこれまで大きなM&Aはなかった。だが、2019年のSBIとの資本業務提携は大きな転換点となった。
大分県の第二地銀、豊和銀行。無尽組織から相銀、さらに普通銀行への転換と第二地銀の“定番”コースを歩むが、2000年代に大きな辛苦を味わうことに……。前途に待ち受ける金融再編の荒波をどう乗り越えるか?
熊本無尽と肥後無尽がそれぞれ相互銀行、普通銀行になり合併して誕生した熊本銀行。熊本を代表する第2地銀になって以降も、隣県の金融持株会社の再編に揺れ動いた。