ヒノキヤグループには、もっと大きな夢がある。建築というハードとオペレーション(施設運営)というソフトの両面を担うことにより、競争力のある提案で相乗効果を創出する「ワンストップソリューションカンパニー」の実現だ。そのため介護・保育事業にも新たに参入した。2016年4月に初開設した超軽費シニアホーム「桧家リビング久喜」(埼玉県久喜市)がそれ。施設の特長は経営理念の「最高品質と最低価格で社会に貢献」に則った月額8万7000円からという、特別養護老人ホーム(特養)並みの圧倒的な低料金だ...
110年間、ハトメやホックなどを手がけているモリトは、マリンレジャーやスノーボードなどスポーツ用品の輸入販売を手がけるマニューバーライン子会社化した。中期経営計画に盛り込んだM&A推進方針に沿ったもので、今後も同様の企業買収がありそうだ。
ここ5年間、永谷園ホールディングスのM&Aが活発だ。狙いは外資系食品関連企業を通じての海外市場の開拓。お茶づけ海苔や即席味噌汁といった国内市場向け食品に特化してきた永谷園が、なぜ海外に目をけたのか。そこには創業以来の戦略を一新する変革があった。
富士フイルムホールディングスがついに米ゼロックス(コネチカット州)を買収する。事務機で世界トップに躍り出る。今回の大型M&Aは半世紀にわたる日米合弁事業の到達点であると同時に、新たな出発点にほかならない。
安川電機<6506>は2025年度に向けてM&Aを積極化する。メイン事業であるモーションコントロールやロボットはもちろん、電気自動車や風力、太陽光発電なども対象とし、2025年を最終年とする経営計画「2025年ビジョン」の達成を、M&Aを駆使して目指す作戦だ。