低価格の考え方は住宅本体の建設に留まらない。例えば2016年12月に発売した全館空調システム「Z空調」。全館空調は個別空調では温度差が生じる廊下、玄関、トイレなども含めた家屋全体を一定の温度に保つ。
家屋内の温度差で体調不良を引き起こすヒートショックや、冷え性、睡眠障害などの防止に役立ち、とりわけ高齢者向けの住宅設備として注目されている。大手住宅メーカーではすでに提供されているが、施工コストや電気代などのランニングコストがネックになって、あまり普及していない...
110年間、ハトメやホックなどを手がけているモリトは、マリンレジャーやスノーボードなどスポーツ用品の輸入販売を手がけるマニューバーライン子会社化した。中期経営計画に盛り込んだM&A推進方針に沿ったもので、今後も同様の企業買収がありそうだ。
ここ5年間、永谷園ホールディングスのM&Aが活発だ。狙いは外資系食品関連企業を通じての海外市場の開拓。お茶づけ海苔や即席味噌汁といった国内市場向け食品に特化してきた永谷園が、なぜ海外に目をけたのか。そこには創業以来の戦略を一新する変革があった。
富士フイルムホールディングスがついに米ゼロックス(コネチカット州)を買収する。事務機で世界トップに躍り出る。今回の大型M&Aは半世紀にわたる日米合弁事業の到達点であると同時に、新たな出発点にほかならない。
安川電機<6506>は2025年度に向けてM&Aを積極化する。メイン事業であるモーションコントロールやロボットはもちろん、電気自動車や風力、太陽光発電なども対象とし、2025年を最終年とする経営計画「2025年ビジョン」の達成を、M&Aを駆使して目指す作戦だ。