こうした建設業関連のM&Aの背景には、ワールドホールディングスの創業者である伊井田栄吉会長兼社長のビジネス歴が関わっている。伊井田会長兼社長は1981年に不動産仲介の三晋産業(現ミクニ)を立ち上げていた。創業者から見れば、不動産ビジネスは「祖業」なのだ。
このほかにもカメラ修理の日研テクノ(大阪市)や農業公園運営のファーム(愛媛県西条市)など、主力の人材派遣・育成事業には直接結びつかなさそうな企業を買収している...
列車の発着時間などを検索できる「乗換案内」を運営する駅探が、M&Aで事業領域を拡げている。2024年3月期の売上高は、2年間で倍増という強気の計画。M&Aが果たす役割は大きいそうだ。
レトロな雰囲気の居酒屋「昭和食堂」などを展開する海帆が、M&Aによる事業拡大に乗り出した。同社は5期連続の赤字に陥っているが、M&Aによる新業態の取り込みで、経営再建を目指す作戦だ。