店舗展開も、これまでの総合居酒屋にはこだわりません。新業態「から揚げの天才」はファーストフード店です。「しろくまストア」は昭和の大衆居酒屋テイストは残しつつ、Tシャツやグッズの販売をするなど、先進的な取り組みをする業態となっています。

しろくまストア
しろくまストアのTシャツ


オーガニックの農産品輸出で外貨を稼ぐ戦略

渡辺美樹氏の復帰の祝砲を鳴らすように発表したのが、テーマパーク「ワタミオーガニックランド」の建設です。2021年3月に岩手県陸前高田市にオープンします。

東京ドーム5個分の広大な敷地には、農場、牧場、工房、ショップ、レストランや宿泊施設を設けます。目標売上は3億円。来場者数は35万人としています。

テーマパークの狙いは、SDGs(持続可能な開発目標)や第6次産業化に取り組むワタミブランドの確立にあると考えられます。

ワタミは有機農業や環境事業に力を入れています。CO2削減のために太陽光や風力で発電した電力の販売や、ワタミファームで有機野菜作りに注力しています。しかし、こうした取り組みは一般消費者にほとんど伝わっていません。

オーガニックランドは、ワタミがひたむきに続けてきた企業努力の象徴であり、広告塔になるものと予想できます。

渡辺美樹氏は、2028年にオーガニック農産品の輸出を本格化する構想を打ち出しました。そのためには、ブランドの確立が不可欠となります。FC展開とオーガニックブランドの確立。この2つが今後の成長を担う柱となりそうです。

麦とホップ@ビールを飲む理由