ご注意ください
この記事は公開から1年以上経っています。掲載されている情報は、公開当時のものです。

「味噌ラーメン」が援軍に ギフトの戦線が拡大

alt
赤みそ家太夫塚店おすすめの「味玉ねぎみそらーめん」(同社ホームページより)

「世界一のラーメン企業になる」との目標を掲げるギフト<9279>が再び動き始めた。

同社は2018年11月に横浜家系ラーメン「せい家」を手がけるトップアンドフレーバー(東京都世田谷区)の買収について基本合意していたが、その後買収を断念し、計画の見直しに迫られていた。 

この穴を埋めることになるM&Aを8月に実施することになった。ラーメン店9店舗を展開するラーメン天華(栃木県那須町)と、中華麺や餃子などの製造を手がけるケイアイケイフーズ(栃木県那須塩原市)の2社を傘下に収めるのだ。 

100億円の大台に接近

ラーメン天華は1997年の設立で、味噌ラーメンを看板メニューとして北関東を中心に店舗展開し、2018年6月期の売上高は7億7900万円、営業利益329万円だった。 

一方、ケイアイケイフーズは1989年の設立で、中華麺や餃子、チャーシューなどを製造し、天華ラーメン各店と他社のラーメン店に供給している。2018年4月期の売上高3億9600万円、営業利益430万円だった。 

ギフトの2019年10月期は売上高86億3000万円、営業利益8億6500万円の見込みで、ラーメン天華とケイアイケイフーズ両社の直近の売上高合計は11億7500万円に達する。両社間に取引があるためそのままの数字を上乗せすることはできないが、ギフトの売上高が100億円の大台に大きく近づくのは間違いない。 

ギフトは「横浜家系ラーメン町田商店」「釜焚きとんこつばってんラーメン/釜炊きとんこつがっとんラーメン」「がっつり系ラーメン豚山」「四天王」のブランドで国内に427店舗(直営店70、業務委託店5、プロデュース店352)を展開する。 

主力の「横浜家系ラーメン町田商店」はクリーミーなスープが特徴の横浜家系ラーメン。「釜焚きとんこつばってんラーメン/釜炊きとんこつがっとんラーメン」は、濃厚なスープが特徴の豚骨ラーメン。 

「四天王」は大阪・道頓堀にあるラーメン店で、あっさりしたコクが特徴の九州とんこつラーメン。「がっつり系ラーメン豚山」は野菜やチャーシューをたっぷり載せた豚骨ベースの醤油スープラーメン。

味噌の次は何味?

8月からこれに天華ラーメンの味噌ラーメンが加わる。営業中の9店舗はそれぞれに特徴があり、元祖赤みそ家バイパス店では、味噌一筋の店舗で秘伝の肉味噌入り「味玉胡麻味噌ラーメン」がおすすめという。 

元祖赤みそ家白河店では熟成させた北海道ブレンド味噌を濃厚白濁スープで合わせた味噌スープを使用。一番人気の「赤みそ家らーめん」はピリ辛味の挽肉と味付玉子をトッピングしたもの。 

赤みそ家太夫塚店のおすすめは「味玉ねぎみそらーめん」。特醸味噌スープに契約農家で仕入れたたっぷりのネギと国産チャーシュー、味玉をトッピングしたといった具合。 

ギフトは2008年に田川翔社長が東京都町田市に横浜家系ラーメン町田商店を個人事業として創業したのが始まり。2015年に社名をギフトに変更し、2018年10月には東証マザーズに上場した。将来目標として国内1000店舗、海外1000店舗を目指している。 

世界一のラーメン企業という目標達成に向け、次に手中に収めるラーメンはどんな味になるのか。

文:M&A 0nline編集部

M&A Online編集部

M&Aをもっと身近に。

これが、M&A(企業の合併・買収)とM&Aにまつわる身近な情報をM&Aの専門家だけでなく、広く一般の方々にも提供するメディア、M&A Onlineのメッセージです。私たちに大切なことは、M&Aに対する正しい知識と判断基準を持つことだと考えています。M&A Onlineは、広くM&Aの情報を収集・発信しながら、日本の産業がM&Aによって力強さを増していく姿を、読者の皆様と一緒にしっかりと見届けていきたいと考えています。


NEXT STORY

世界一のラーメン企業を目指す「ギフト」ってどんな会社?

世界一のラーメン企業を目指す「ギフト」ってどんな会社?

2018/11/17

世界一のラーメン企業になる。これがギフトの描く企業像だ。田川翔社長は「世界中の人々に、E.A.K(家系)を届けるため、国内1000店舗、海外1000店舗を目指す」と宣言する。