「湯葉と豆腐の店 梅の花」や「和食鍋処 すし半」などを展開する梅の花<6704>が「海産物居酒屋さくら水産」を運営するテラケン(東京都江東区)を子会社化することになった。

当期純利益は低空飛行

梅の花の2016年9月期から2018年9月期までの3年間の業績は売上高、営業利益とも右肩上がりのグラフを描いているものの、当期損益は9600万円→4億1400万円の赤字→1000万円と低空飛行を続けている。

一方のテラケンの2016年2月期から2018年2月期までの3年間の売上高は右肩下がりで、営業損益は3年連続の赤字。当期損益は2017年2月期に2200万円の黒字を確保したものの、2016年2月期、2018年2月期はともに5億円を超える赤字を計上した。

梅の花は今回のM&Aについて「連結業績に与える影響は軽微。中長期的に業績に資するものと考える」としており、明るい未来を描く。

飲食店の子会社化を成長戦略に位置付ける梅の花にとって「さくら水産」との将来は、さくら餅のような甘い味になるのか、それともしょっぱいのか。

購買や物流でシナジー効果

梅の花は「湯葉と豆腐の店 梅の花」や「和食鍋処 すし半」の店舗のほかに、テイクアウトの巻き寿司・いなり寿司の「古市庵」、和総菜・弁当の「梅の花」を展開している。2018年12月末の店舗数は「梅の花」77店、「すし半」13店、そのほかの外食店15店と、テイクアウト186店の合わせて291店舗。

梅の花の経営の一つの柱となっている「すし半」は2017年に事業譲渡により取得した事業。共同仕入れによるスケールメリットや物流面でのシナジー効果を目的にサトレストランシステムズから譲り受けた。

梅の花が2019年2月に発表した2018年10月-2018年12月の四半期決算では、すし半は「メニュー変更や創業50周年を記念した企画などにより増収を目指した」とある。詳細は明らかにしていないが、店舗数から単純に計算すると、4-5%の貢献度となる。

梅の花の当期損益推移(単位:億円)
テラケンの当期損益推移(単位:億円)