愛知県を拠点とするあみやき亭<2753>が東京都心部攻略を目的に5年ぶりに、ホルモン焼き店「ホルモン青木」を展開する杉江商事(東京都江東区)を買収した。 

2019年3月末のあみやき亭グループの店舗数は258店で、このうち東京23区内の店舗は10数%しかない。一方の杉江商事は都心部で6店舗を展開しており、この買収によって同エリアの店舗数は10数%増えることになる。 

それでも都心部の店舗が全店舗に占める割合はまだまだ低い。ホルモン青木のブランドを活用した都心部での出店をどのように進めていくのか。飲食業界は人手不足や人件費の上昇など厳しい環境下にあるだけに、出店の成否が今回のM&Aの評価を分けることになりそうだ。 

これまでに2度M&Aを実施    

あみやき亭は1995年に愛知県で設立。愛知県春日井市に1号店を出店し、事業を拡大してきた。現在は焼肉「あみやき亭」や焼き鳥「元祖やきとり家美濃路」などの事業を展開しており、愛知県と神奈川県にあるセントラルキッチンから食材を店舗に供給する体制を敷いている。 

M&Aに関してはこれまで2度実施し、同社事業のそれぞれ柱となっている。初めての案件は2009年。ステーキを手がけていたスエヒロレストランシステム(神奈川県大和市)を日本ハムの子会社であるジャパンフードから買い取った。 

当時スエヒロはステーキの「スエヒロ館」のほか、焼肉の「かるび家」や、居酒屋業態の「楽市」など合計32店を展開しており、2018年2月末には64店に倍増した。 

2番目の案件は2014年。寿司や焼き肉を手がけていたアクトグループ(東京都港区)を子会社化した。当時のアクトグループは寿司の「すしまみれ」や、焼き肉の「ブラックホール」、「ダイニング」など12店を展開しており、2018年2月末の店舗数は15店に増えた。 

店舗名店舗数
あみやき亭 111
どんどん 22
かるび家 3
スエヒロ館 20
ほるたん屋 11
ブラックホール 4
島津 1
元祖やきとり家美濃路 55
ハンバーグ&ステーキレストランあみやき亭 3
レストラン・スエヒロ館 14
居酒屋・楽市 3
すしまみれ 7
ダイニング 3
イタリアンレストラン 1
合計 258