日産ノートのハイブリッド、トヨタプリウスとは「別物」だった!

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日産自動車<7201>がおよそ8年ぶりにフルモデルチェンジ(全面改良)した小型乗用車「ノート」を2020年12月23日から国内販売する。先代モデルで登場したハイブリッド車(HV)の「e-POWER」だけを展開し、ガソリン車は姿を消す。これによりトヨタ自動車<7203>の「プリウス」や「アクア」と同じHV専用モデルとなる。だが同じHVでも日産とトヨタでは全く違う。

日産初の年間販売1位となった「ノート」

ノートにe-POWERが導入されたのは2016年11月のマイナーチェンジ(一部改良)の時。その4年前の2012年9月に全面改良した2代目モデルをHV化した急ごしらえのモデルだったが、発売3週間後の11月23日時点で月間販売目標の約2倍にあたる2万348台を受注し、うち78%がe-POWERモデルだったという。

同月の国内販売台数は1万5784台を記録し、国内販売トップを長らく独占していた「モンスターモデル」のプリウスを抜き去り、軽乗用車を含む全モデルの販売台数で首位に躍り出る。日産車としては30年2か月ぶりの快挙となった。

しかも一時的なブームではなく、軽自動車を除く小型車の新車販売で2017年から3年連続トップ、18年には日産史上初の年間1位に輝いている。それだけに日産のノートに賭ける意気込みは違う。ガソリン車ベースだった従来モデルから、専用車とすることでHVの強みを強化した。

モーターは先代モデルに比べ、トルクを10%、出力を6%向上させ、よりパワフルでスムーズな発進と、中・高速からの追い越しでの力強い加速を体感できる。

ガソリン車ではトランスミッション(変速機)に当たるモーターの回転速度を調整するインバーターは、第1世代だった先代よりも40%の小型化と30%の軽量化を実現し、発電用エンジンの燃費を向上したことで加速性能を向上しながら燃費向上も達成する。

HV専用モデルとなる次期「ノート」(同社ホームページより)

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