カルソニックカンセイが世界第7位の独立系自動車部品メーカーに「ランクアップ」したといっても、先行きに何の保証もない。むしろ米中貿易摩擦で世界自動車市場が縮小したり、予想より早いペースでEV化が進んだりした場合は、規模が大きくなった分だけ経営に対する「負のインパクト」が効いてくる...
自動車部品大手のカルソニックカンセイはイタリアの同業大手マニエッティ・マレリを62億円ユーロ(約8060億円)で買収する。日本企業がかかわるM&A案件として今年2番目の規模。これを主導したのが米投資ファンドのKKRだ。
トヨタとソフトバンクグループは自動運転車で人やモノを運ぶサービスなどを手がける共同出資会社を設立する。ソフトバンクは米ウーバーテクノロジーズはじめ世界のライドシェア会社に出資しており、移動サービスへ軸足を移すトヨタが陣営に加わることになる。
武田薬品工業はアイルランドの製薬会社シャイアー買収の申出に関して、中国国家市場監督管理総局から無条件の許可を得た。これによってシャイアー買収の手続きがまた一歩進んだことになる。