公開日付:2018.10.01
投資ファンドのJ-STAR(株)(TSR企業コード:296639117、千代田区)は9月25日、カジュアルウェアショップ「WEGO」を全国で展開するウィゴーグループの事業を会社分割により譲り受けたと発表した。
会社分割は当初、8月31日に実行する予定だった。だが8月下旬、取引先に「ウィゴーグループの取引銀行における稟議プロセスに時間を要する」旨の文書を送付。その中で、会社分割を9月25日に延期することを公表していた。
分割スキームは以下の通り。まず、J-STARの投資関連サービスを提供するJ-STAR No.3 SS,LP等が出資する(株)WGホールディングス(TSR企業コード:028690958、以下WG社)並びにWG社の子会社が、(株)ウィゴー(TSR企業コード:571565204、以下旧ウィゴー)とウィゴー子会社の事業を会社分割で取得。
9月25日付でWG社は(株)ウィゴー(以下新ウィゴー)に商号を変更。WG社の100%子会社で受け皿会社になる(株)WEL(TSR企業コード:028691415)が(株)ウェルメットに、(株)LEX(TSR企業コード:028617894)が(株)レキシントンに商号を変更。それぞれ旧会社と同一商号の商号となった。
商標やブランド、店舗を含むすべての事業資産と負債、全従業員は新会社が継承する。新ウィゴーの代表取締役には園田恭輔氏(旧ウィゴー取締役WEGO事業部部長)が就任した。
旧ウィゴーは、2017年8月に(株)オーチャードコーポレーション(TSR企業コード:300089520、以下オーチャード)、2017年11月に(株)アラタマコーポレーション(TSR企業コード:402456343、以下アラタマ)に短期間で2度、株主が変更し注目を集めた。
新ウィゴーの株主となるJ-STARは2006年設立。投資ファンドを通じて事業承継や再生、MBO、成長支援などのプライベートエクイティ事業を手がけ、これまでに約30社の投資実績がある。手掛けた業種はメーカーから卸、小売まで幅広く、過去にはアパレル企業の事業再生を手がけた実績もある。
日本の仮想通貨交換業が大きな転換点を迎えた。楽天が事業展開が定まっていなかった仮想通貨交換業の最後のみなし業者である「みんなのビットコイン」を買収することになったためだ。
Tryfunds(東京都港区)がモンゴル貿易開発銀行と提携し、日本の中小企業によるモンゴル企業の買収や出資などの支援に乗り出した。