新しいビジネスモデルを開発し短期間での成長を狙うスタートアップ企業の一つである、オーシャンスパイラル(東京都港区)の米澤徹哉社長に同社のビジネスモデルの内容や成長戦略などを聞いた。

この中で米澤社長は世界で初めての海中バルーン事業で、2022年に上場を目指し、その時点での年間売上高は200億円に達するとの構想を披露した。 

船のいいところと海中空間のいいところをドッキング

海中バルーンのイメージ 同社ホームページより

―船から透明の球体を吊るして、海中を楽しめる海中バルーンというビジネスをお考えだとのことですが、どのようなものなのですか。

カタマラン船(双胴船)と潜水艇の両方を合わせ持つ乗り物で、船のいいところと、海中空間のいいところをドッキングさせた仕様になっている。船の水平度とワイヤーの上下動と連動させることによって、あらかじめ決められた海底のコースを自在に移動することができるオートパイロット機能を搭載している。海の中を楽しんでいただきながら、ウエディングなどのイベントなどをやっていただくことができる。船に海中空間を引き上げていくと、船体中央部分でドッキングをする。海中空間には船の2階から乗り込むことになる。小さい子供やシニアの方は海の中に行けないが、海中バルーンであれば安全にリーゾナブルに海中に行けるようになる。これは世界で初めてのビジネスだ。 

―海中バルーンは御社が製造するのですか。

私のこのアイデアを形にできる企業を日本中探したが、設計だけで1億円、10年かかると言われた。そこで海外を調査したところ、富裕層向けの潜水艇メーカーが2社見つかった。アメリカのフロリダにあるトライトン社とロサンゼルスにあるシーマジン社だ。そこでトライトン社に企画案を持ち込んで基礎検証したところ、製造できるということになったので、弊社が権利を持つ形で、独占の業務提携をさせていただいた。製造はこの企業に委託している。