次のM&Aのターゲットは研究開発型企業のようだ。同社は消費財タイヤで乗用車の燃費や走行能力などで高性能な製品開発に注力している。そのためにもM&Aを進め、技術の基礎固めを続ける方針だ。これはアジアの新興タイヤメーカーが急速に追い上げて来ているため。
「アジアのタイヤメーカーなど、安かろう悪かろうだろう」と甘く見てはいられない。低価格を維持したまま、品質や機能を向上しているのだ。欧州の高級乗用車メーカーですら、低グレードモデルには新興メーカーのタイヤを採用する動きが出ているという...
「東進ハイスクール」「四谷大塚」に代表される進学塾大手のナガセ。テレビで大活躍中の林修先生(現代文)をはじめ、カリスマ講師を多数抱えることでも知られる。実はその同社、学習塾とは別にもう一つの「顔」を持つ。スイミングスクールのトップ企業でもあるのだ。
またも「ふりだし」に戻った。共に関西を地盤とする食品スーパーの関西スーパーマーケットと大手百貨店エイチ・ツー・オー リテイリングとの経営統合に、関東でディスカウントスーパーを展開するオーケーが再度「待った」をかけたのだ。なぜオーケーは西へ?
本拠地の広島から東京など広範囲にコンビニエンスストアをチェーン展開するポプラ。2020年9月に事業構造改革を発表した。「ポプラ」などコンビニ468店舗のうち140店舗を新設した100%子会社へ譲渡し、「ローソン・ポプラ」にブランド転換中だ。
資本提携やM&Aも含め積極的に自己資金を投入する-。この言葉の通りアイカ工業はM&Aを積極化させており、2018年以降の主なM&Aは10件近くに達する。とくに2021年に入ってからは勢いを増しており、この3カ月間に3件のM&Aを適時開示した。