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【野村総研】時価総額は証券超え!長期安定成長のカギはM&A

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オーストラリアを開拓するM&A戦略

2017年9月には子会社となったASGを通じて、豪ITサービス会社のSMS Management &Technologyの全株式を約103億4500万円で取得して子会社化した。同社は通信会社や金融機関を主要顧客に持ち、営業支援や顧客管理などフロント業務に関わるコンサルティングやITシステムの導入に強みを持つ。

一方、SMSを買収したASGは連邦・州政府のほか製造・サービス業などで優良顧客を抱え、経理や人事などのバックオフィス業務のコンサルティングが主力。このように豪子会社2社のサービスや顧客層は補完関係にあり、シナジー効果による事業拡大が期待できた。

野村総研の豪州でのM&Aは、さらに続く。2020年4月に証券取引管理・ポートフォリオ管理などのバックオフィス業務を手がける豪Australian Investment Exchange Limited(AUSIEX)の全株式を約60億2700万円で取得し、子会社化すると発表した。

豪州の資産運用・管理市場に本格参入するのが狙いで、2021年6月末までの取得完了を目指す。AUSIEXは豪金融大手コモンウェルス銀行(CBA)のグループ企業で、大手証券会社や資産運用・管理会社に加え、1万人を超える独立系フィナンシャルアドバイザーなどを主要顧客とする。

野村総研は豪地域統括子会社のNomura Research Institute Australia Pty Ltdを通じてAUSIEXを傘下に収める。国内外で実績のある証券取引管理システム「I-STAR/GV」やシステム開発のノウハウを提供するとともに、豪直接金融市場インフラへの食い込みも狙う。

M&Aを推進する野村総研の此本臣吾会長兼社長(同社ホームページより)

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