2018年1月、第一生命HDは米子会社プロテクティブを通じて、米リバティライフ(マサチューセッツ州)が保有する個人保険と年金の既存契約を再保険形式により約1400億円で買収すると発表した。プロテクティブが手がける買収としては過去最大級の投資規模で、買収する契約件数は約50万件。保険契約自体はリバティライフに残るが、プロテクティブは契約者が支払う保険料を再保険料として受け取る。
プロテクティブは伝統的な生保、個人年金事業に加え、買収事業に強みを持ち、50件前後のM&Aを手がけている...
双葉電子工業は蛍光表示管(VFD)、有機ELディスプレー、タッチセンサー、複合モジュール、産業・ホビー用ラジコン機器などの電子デバイス製品や金型用器材、生産器材などを手がける製造業。これだけ幅広い製品を提供できるようになった理由はM&Aだ。
パーク24の快進撃が続いている。24時間無人営業の「タイムズ駐車場」は全国で1万7000件を超える。カーシェアリングでは会員数が100万人を突破し独走状態に。昨年は初の海外M&Aを行い、駐車場のグローバルプレーヤーとして一歩を踏み出した。
レストランやスーパーなどの商空間の設計や施行などを手がけるラックランドのM&A戦略が2巡目に入った。1巡目は商空間を構成する5分野でM&Aを活用した体制作りを実施。2巡目はこれら分野をエリアごとに拡充するためのM&Aを実施する。
食品用トレー最大手のエフピコが事業拡大を急ピッチで進めている。2017年から再生PET樹脂の生産力を増強、2018年5月には共同出資で新たなグラビア印刷工場を稼働した。積極投資で業界トップの地位は不動。この「快進撃」の原動力がM&Aだ。