第一生命グループが海外で生保事業の本格展開に乗り出して10年あまり。その出発点はベトナムだった。米・豪に比べ規模で見劣りするが、アジアではベトナムを基軸に「面」としての広がりが群を抜く。
地場生保のバオミンCMG(現第一生命ベトナム)を買収したのは2007年。進出当時25億円程度だった保険料収入はすでに10倍以上に拡大し、シェアもこの間、4.4%から10%を超えるまでに成長した。ベトナム国内ではプルデンシャル(英)、バオベト(ベトナム)、マニュライフ(カナダ)に次ぐ大手生保としての地位を確立した...