【KDDI】ローソンをTOBで飲み込み、巨大M&Aで成長を狙う前途は?|ビジネスパーソンのための占星術

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KDDIにとって2024年は「我慢の年」に…(Photo By Reuters)

こんにちは、柳川隆洸です。

新月のタイミングに合わせて毎月1回、「ビジネス×占星術」の内容で連載をしています。

西洋占星術では1ヶ月の始まりを新月としており、新月の星配置を見ることで1ヶ月の社会的傾向を知ることができます。

まずは先月3月10日の新月から1ヶ月の振り返りをしたいと思います。

前回の記事で、「新しい科学的発明や発見のニュースも期待できそう」とお伝えしましたが、OpenAIの元研究者3人によるスタートアップが、AIを物理的な現実世界に進出させる技術開発に取り組んでいるというニュースが舞い込んできました。いよいよドラえもんが実現するかもしれない可能性にワクワクしますね。

また、OpenAIがアジア初の拠点を日本に決めたということで、日本にとって強い追い風が吹いています。

一方で、「3月28日頃からはネガティブなニュースが目立ち始めるかもしれません。」とお伝えしていた通り、水星逆行が始まった4月2日の翌日、台湾の東部沖での地震、そして6日には「イランがイスラエルに対して1週間以内に重大な攻撃を行う恐れがあると」報道があり揺れています。

そんな状況での4月新月からの星の影響を見てみましょう。

不安定な1カ月に−フラストレーションを溜めすぎないように

新月は4月9日3:20です。

今回の新月は日食であり、「心の傷」を意味するキロンという小惑星と会合する形で日食になります。

これは地球上に住む人類の怒りが最高潮に達してフラストレーションが噴出することを意味します。

それによって、各国の指導者やリーダーに対して批判の声が高まる可能性を示唆しています。

また国家間での武力行使も懸念される星配置で、イランのイスラエルへの攻撃の深刻さを感じさせるような流れになっています。

キロンは心の傷とお伝えしましたが、フラストレーションと同時に平和を求める傾向も出てきますから、タカ派とハト派の衝突も考えられるでしょう。

いずれにしても、日食の影響を受ける4月2日から4月16日迄(まで)は不穏な雰囲気が世の中を満たす傾向が出てくるでしょう。

このような不穏な流れ変えるのが、4月15日から27日迄続く木星と天王星の会合の影響で、これは世の中に革新的なアイデアと平和的な影響を与えやすくポジティブな期間になりやすいと予想出来ます。

木星と天王星の会合は約12年に1度と珍しい機会ですので、この2天体による影響は上記期間よりも長めに続く傾向もあります。

4月28日から30日頃まで、惑わす海王星に攻撃性の火星が会合します。

海王星は水害や伝染病、毒物、原油等を意味し、それらに対して火星によるネガティブな現象を引き起こす可能性を示唆します。

今月は日食の影響に支配されており、あまり安定的な1ヶ月とはならない可能性が高く、これらの影響は私たち個人にも強く理影響してきますので、これまで以上に注意して生活することがオススメです。

特にフラストレーションを溜めすぎないように、適度な休養を意識してください。

【企業ピックアップ】KDDI

毎月気になる企業をピックアップし、その企業の占星術的な視点からポイントをお伝えしています。

今回はKDDI(1984年6月1日設立)をピックアップしました。

KDDIは、通信業界でauブランドを展開し、携帯電話、インターネット接続サービス、さらにはライフデザイン事業を手掛ける日本の大手企業です。

最近では、ローソンに約5000億円で50%出資し、三菱商事と共同経営を行うことで、非通信分野への積極的な事業拡張を図っています。

「au経済圏」が今後、どこまで拡大・深化するのか、注目が集まっています。

そんなKDDIの今後を西洋占星術を使ってチェックしていきたいと思います。

KDDIがTOBで三菱商事と折半出資するローソン
KDDがTOBで三菱商事と折半出資するコンビニ大手のローソン(写真はイメージ)

革新的なサービスで成長する星配

最初にKDDIの企業傾向を占星術で見てみます。

企業の推進力である太陽や従業員を意味する月、そして財政面を意味する金星が全て双子座に集中しています。

通信や流通関係の事業は双子座が代表的な星座になりますので、KDDIのメイン事業をまさに説明したようなホロスコープを持っていることが分かります。

加えて双子座の太陽や金星に対し、先進性を意味する天王星が180度先で対抗しているのが特徴的です。

これは、KDDIが社会的な活躍をするには天王星の力、つまり最先端テクノロジーや個性的なアイデアをうまく活用することで発展力に繋がっていくことを教えてくれます。

歴史を紐解くとKDDIは“通信ベンチャーの雄”といえる存在で、KDD時代では国内外で通信ケーブル・海底ケーブル・衛星通信など当時の最先端のインフラ資産を擁する企業として君臨していました。

社長である髙橋氏を中心に現在でも様々な新規事業を手掛けており、このホロスコープの特徴をいかんなく発揮している企業であることが分かります。

逆に言うと、同社のサービスに新規性や革新性を感じない場合はKDDIらしくない行動として業績の低迷にも繋がると思われます。

同社の栄枯盛衰はいかに新しく革新的でアイデアに充ちているかを見ることで、判断することが出来る企業と言えるでしょう。

ローソンへの出資によって非通信分野への積極的な事業拡張を図っていますが、どれだけの革新的なサービスを提供してくれるのかとても楽しみです。

その他の視点で見てみると、その企業の情熱の火星と安定を意味する土星が重なっており、これは力強い目標達成力と徹底した効率化の傾向としてみることが出来ます。

また逆境に対しての抵抗力も強まりますので、ピンチになるほどに粘り強さを見せてくれるでしょう。

最もネガティブな時期に起こった大規模通信障害

ではこれからKDDIの今後の流れを見てみようと思います。

KDDIにとって辛い時期となったのが2022年に発生した大規模通信障害でした。

この障害はauの回線に影響を及ぼし、多岐にわたる社会的影響を引き起こしたので記憶にも新しいです。

この時期のKDDIのホロスコープを見てみると、まさに試練とも思えるような星配置にありました。

まず試練の際によく登場する土星ですが、同社の土星に対し宇宙の土星がネガティブに繋がっている時期であり、また同社の冥王星に対し宇宙の冥王星がネガティブに繋がるという、ダブルでかなり重い影響を受けていた時期にちょうど重なります。

これは占星術のタイミングの中でも最もネガティブになりやすい組み合わせと言える現象です。

どの企業でもサタンリターンの時期にも試練と言える現象が起きやすいのですが、同社にとってのサタンリターンは2013年でした。

この時期にも実はauのLTE通信障害が発生し再発防止に向けて300億円の設備投資をするに至りました。

土星はサタンリターンの時期に引き起こした試練に、その企業がしっかりと対応をしたかどうかを約9年に1度チェックをします。

それで対策が不十分だった場合に、さらに大きな問題をその企業に引き起こす傾向がありますが、auの今回の大規模通信障害は土星が引き起こす試験をパスする事が出来なかったと見ることも出来ます。

今年は我慢の年、2026年からはポジティブな時期に

2022年に引き起こされたこの問題は実は占星術的には現在もその影響下にあります。

このネガティブな影響が完全に抜けるのは2025年1月頃なので、それまではどのようなトラブルが起きてもおかしくない状況で、この2024年を何事もなく乗り越えるかがひとつの注目ポイントになります。

ですが、この試練といえる星の影響が抜けると、その後、同社はかなりポジティブな星配置に恵まれます。

2026年から2029年までは財政面でのポジティブと広報広告関係でのポジティブな展開が期待できそうです。

また2029年から2031年にかけて、同社の太陽に対し宇宙の冥王星がポジティブな影響をもたらします。

これは企業の推進力である太陽にブーストがかかるような状態となり、かなりの活躍が期待できる時期と言えます。

2026年からの6年間の幸運期とも言える時期が到来しますから、同社の未来はかなり明るい物になるのではないかと予測できます。

まずは2024年を乗り越え、2026年から始まる幸運の流れに一気に乗る事ができるかが焦点になりそうです。

*次回公開予定は5月7日です。

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