【セガサミーホールディングス】経営統合から20年の節目、新たな飛躍の行方は?|ビジネスパーソンのための占星術

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セガサミーホールディングスが本社を置くビル(東京・西品川)

こんにちは、柳川隆洸です。

新月のタイミングに合わせて毎月1回、「ビジネス×占星術」の内容で連載をしています。

西洋占星術では1ヶ月の始まりを新月としており、新月の星配置を見ることで1ヶ月の社会的傾向を知ることができます。

まずは先月2月10日の新月から1ヶ月の振り返りをしたいと思います。

前回の記事で、「目覚ましい科学技術の発展には強い追い風」とお伝えしましたが、「ニューラリンク(米実業家のイーロン・マスク氏が設立した会社)が実施した超小型デバイスを人間の脳に埋め込む初の臨床試験で思考によってコンピューターマウスを動かせるようになったと」との発表があり、脳波の解像度をかなり高いレベルで抽出できることが証明されました。

また、「国内初の人に移植できるブタが誕生」ということで、臓器提供者不足解消に期待されています。

そんな状況での3月新月からの星の影響を見てみましょう。

比較的穏やかな1カ月に

新月は3月10日18:00です。

攻撃性を意味する火星と革命を意味する天王星がハードな繋がりを持っているので、引き続き不安定な状況は続きそうです。ただ今月は比較的穏やかさが充満していて3月18日頃から拡大発展の木星と新規性の天王星がポジティブに影響します。

これは希望やチャンスを意味する天体配置で、平和や国際協定などポジティブなニュース、さらに新しい科学的発明や発見のニュースも期待できそうです。

また社会全体がどこか夢を見ているような理想やイメージが先行して地に足がつかないような展開になることもあります。

もっとも、実体を伴わないまま株価だけが高騰するようなことも予想されますので、十分注意して情報を集めるようにしてください。

3月28日頃からはネガティブなニュースが目立ち始めるかもしれません。

特に4月2日から水星が逆行を始めますので、発展的なムードが落ち着き始める傾向が出てきます。この頃には火星と土星が重なり、どこかアクセルとブレーキを同時に踏むような遅々として物事が進まないことも多くなってくるでしょう。

また楽観的で衝動的な行動にも出てしまいがちなので、刹那的な感情に振り回されないように注意してください。

この水星逆行の影響は4月25日迄続きます。

1ヶ月の全体像では比較的穏やかですが、細かく落とし穴がありますので注意して過ごしてください。

【企業ピックアップ】セガサミーホールディングス

毎月気になる企業をピックアップし、その企業の占星術的な視点からポイントをお伝えしています。

今回はセガサミーホールディングス(2004年10月1日設立)をピックアップしました。

アミューズメント大手のセガ、サミーの両社が2004年10月に経営統合し、現在のセガサミーホールディングスを発足させて今年で20年の節目となります。

同社は買収にも積極的です。2023年8月にフィンランドのモバイルゲーム大手ロビオ・エンターテインメントを約1050億円で傘下に収めました。セガサミーにとって過去最大のM&Aで、グローバル市場での競争力強化の大きな一歩となりました。ロビオは人気モバイルゲーム「アングリーバード」で知られる企業です。

また、11月には米カジノ企業GAN Limitedの買収を発表するなど、セガサミーの多角的な事業展開を一層強化し、今後の成長への確かな基盤を着実に築いています。

そんな勢いに乗っているセガサミーホールディングスの今後を西洋占星術を使ってチェックしていきたいと思います。

写真は人気ゲーム「アングリーバード」のキャラクター 2023年 ロイター/Anne Kauranen

エンタメ企業にふさわしい星配置

最初にセガサミーの企業傾向を占星術で見てみます。

同社のホロスコープを見ると太陽の他に水星、火星、木星の四つの天体を天秤座に集中させており、かなり特徴的な天体配置である事が分かります。

天秤座に天体を集める傾向はホールディングス企業に割と多く、天秤座にはそれぞれの個性を生かしたバランスを取るという特性があります。

セガサミーは、エンターテインメント、パチンコ・パチスロ、リゾートなど、様々な事業を展開しています。

これらの事業はそれぞれ異なる性質を持つため、企業全体の安定と成長を図るためには、天秤座のバランスをとる能力がどうしても必要になってくるのです。

また同社は天秤座の比較的前半の方に天体を集めており、これは他社からの恩恵をもたらす傾向を強調しており、全てを自社でまかなうのではなく、他社の力を買収によってうまく取り込むセンスの良さにも繋がります。

その他にも、同社の主力事業はエンターテインメント事業ですが、エンタメ要素が強い獅子座にシッカリと金星を入れており、その対向に新規性を意味する天王星を配置させているので、次々とゲームなどの新商品を開発し世にリリースする同社の生産性の高さはこの辺りからも推察することが出来ます。

また、他のライバル企業と違ってセガサミーはゲーム開発の多くを海外で行っており、これは天王星のローカルに染まらない特徴が発揮された結果と言えます。

社員を意味する月は技術力の高さを持つ牡牛座にありますので、エンターテインメントコンテンツを量産するのに最適な人材も集まりやすいでしょう。

このようにセガサミーは自社の事業を発展させるのにとても重要な要素をホロスコープでしっかりと表現している企業である事が分かります。

コロナの試練を乗り越える

ではこれからセガサミーホールディングスの今後の流れを見てみようと思います。

同社にとっての大きな試練となった新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて業績が大きく落ち込んだことによって、構造改革に着手せざるを得ない事態となりました。これに伴い、里見治紀社長が主導となって2020年11月に希望退職者を募集することとなりました。

当時は会長の里見治氏との対立するまでに揉めたとされる希望退職募集ですが、最終的には息子の里見治紀社長の判断が採用された形になりました。

この時期のホロスコープを見てみると、ちょうど同社の土星に対し宇宙の土星と冥王星が共に対抗する形で影響をして居る時期と重なります。

このような時期は、今までの考えでは通過できない大きな曲がり角となる時期と言われており、力を試されるような舞台に立たされる傾向にあります。

同社にとってこの時期はまさにこれまで経験したことのないような事態に直面し、火事場における底力を試されることになりました。

土星が影響してくる場合に大切な事は、見たくない物事を直視し、逃げずに適切な対処を行うことを求められます。

里見治紀社長が断行したこの判断があったからこそ、最も厳しい時期を乗り越え、今の発展に繋げることが出来ましたので、間違いなく英断だったと言えるでしょう。

向こう4年間、追い風が吹く…

セガサミーのこれからの展開としては、実は2023年3月頃からかなりポジティブな天体配置へと切り替わっています。

冥王星という10個の天体の中で最も影響力が強い天体が、同社の木星を援助する形で影響し、企業発展の強い追い風が吹き始めています。

実は同社のホロスコープでは天秤座の前半の方に太陽を含め四つの天体が集中しており、この四つの天体に対し冥王星は次々とポジティブな影響をかけ続けていくのです。

これがなんと2028年迄続きます。

つまり同社にとって発展しやすい追い風が向こう4年間強烈に吹きますので、今後のセガサミーはかなり期待出来るのではないかと予想出来ます。

特に2027年から28年にかけては、その追い風がピークに激しくなりますので、この時期にどれだけの活躍を見せてくれるのかとても楽しみです。

※次回公開予定は4月8日です。

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