プリンターやミシンなどを手がけるブラザー工業<6448>は、M&Aを活用して工作機械をはじめとする成長事業を拡充する。
同社は工作機械のほか、産業用プリンター、業務用ラベルプリンター、新規事業などを成長事業として位置付けており、これら事業領域でのM&Aに今後3年間(2026年3月期~2028年3月期)に2000億円を投じる。
売り上げの70%ほどを占める家庭用プリンターをはじめとする非産業用事業が、市場の成長や円安の影響などもあり増収基調にある一方で、産業用事業の成長の遅れが経営課題となっているため、外部の資源を取り込み非連続な成長を目指すことにした...