一方、英国の制度であるスキーム・オブ・アレンジメントは、シャイアーの株主集会や裁判所の認可などを経て実施される。シャイアーの半数以上の株主が買収に賛成し、さらに議決権の75%以上を占める株主の賛成が得られれば、裁判所の認可によって、買収に反対する株主がいても強制的にシャイアーの全株式を武田薬品が取得できる。
シャイアーは2018年の10月-12月の間にシャイアーの株主に株主通知書類を発送し、英国の裁判所の指示に従ってシャイアーの株主集会を開催する...
学生レポーターの山口萌さんが今回訪問したのは、東証マザーズ上場のベイカレント・コンサルティング。M&Aの専門チームを率いるマネージングディレクターの田中大貴さんに話を聞きました。過去に自身の勤務先が買収され、苦い思い出を持つそうです。
「多変量解析企業力総合評価分析」という手法で企業力を総合的に診断することを専門に事業展開しているSPLENDID21の山本純子さん。その分析手法とはどのようなものか、またその分析評価にたどりついた経緯、M&Aとの関わりなどを聞いた。
大手書店にはM&Aの専門書が入門書から実務書、学術書まで所狭しと並びぶ。そんな中、2月に出版された一冊が『M&A会計の実務』(税務経理協会刊)。仰星監査法人社員(パートナー)で公認会計士の竹村純也さんに執筆の動機や仕事への思いを聞いた。
株式市場の評価という視点から、1990年~2006年のM&Aのケーススタディと実証分析で検証した『M&Aと株価』の著者である井上光太郎教授に、M&Aが株式市場に与えるインパクトと出版後の研究結果について話を聞いた。