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トヨタは電気自動車の普及に、どこまで「本気」で取り組むのか?

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トヨタ自動車<7203>は電気自動車(EV)の普及にどこまで本気なのか?トヨタの新たなEV戦略が注目されている。2019年6月に同社が開いた説明会「EVの普及を目指して」で発表されたその内容が、あまりにも意外だったからだ。

トヨタが市販予定の超小型EV(同社ホームページより)

本音は「HVの普及を目指して」?

説明会で紹介されたのは軽自動車よりも小さい超小型EVや電動キックボードなどの「補助車両」ばかり。中国はじめグローバル市場で本格展開するという乗用車クラスのEVは、コンセプトモデルのデザイン画が示されたにすぎない。トヨタは、どこまで本気でEV開発に取り組むのか。

EVの普及を目指して」というテーマながら、2017年12月に明らかにした「2025年までに電動車550万台普及を目指すが、EVとFCVは100万台程度」で残り450万台はハイブリッド車(HV)との目標は変わらない。説明に立ったトヨタの寺師茂樹副社長も「HVを中心に電動化が進む」と、従来通りHV重視の戦略を繰り返した。

これでは「HVの普及を目指して」が正しいタイトルだと思われても仕方がない。世界の自動車メーカーがEV化に向けて本腰を入れているなかで、トヨタは相変わらずのガソリンエンジンで動くHVへの依存を続けるようだ。

一方、経済産業省と国土交通省もEVの普及促進のため、2030年をゴールとする新たな燃費規制強化案を2019年6月に発表した。新車の平均燃費をガソリン1リットル当たり25.4Kmと、現在よりも約30%向上することを義務づける。

もっとも、この厳しい新燃費規制も、HVであればクリアできる。実際、すでに現行モデルでも53車種がクリアしており、その大半がHVだ。いわばHV優遇策であり、HVの拡大を目指すトヨタと歩調を合わせた格好だ。なぜ、世界的な潮流であるEVではなく、HVの普及を後押しする規制となったのか。

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