M&Aで29店が増加

クリエイト・レストランツ・ホールディングスの2019年2月期は売上高が前年度比2.4%増の1192億8100万円、営業利益が同34.9%減の39億7500万円と増収減益になった。M&Aによる増加29店を含め期中に89店の新規出店があり、撤退29店を差し引き、60店が新たに売り上げに加わったことから増収を達成した。

一方、利益は2019年2月期に国際財務報告基準IFRS)を導入し減損損失が27億円発生したことから減益を余儀なくされた。国際財務報告基準を導入したのは、国内はもとより海外でも積極的にM&Aを推進するための基盤整備の一環で、資本市場での国際的な比較を容易にするのが狙いという。

同社では事業区分として4つのカテゴリ-を設けており、いずれも増収を達成した。「しゃぶ菜」「ローストビーフ星」「デザート王国」などを主なブランドとするCRカテゴリ-は10店増え444店に、「磯丸水産」「鳥良」「いち五郎」などを主なブランドとするSFPカテゴリーでは14店増え239店になった。

さらに「かごの屋」「TANTO TANTO」「やさい家めい」などを主なブランドとする専門ブランドカテゴリーは7店増え208店に、「しゃぶ菜」「MACCHA HOUSE」などを展開する海外カテゴリーは1店増え34店となった。

M&Aについては期中(発表日)に4件の実績があった。一つは北海道の人気老舗ブランドの一つである、ごまそば「遊鶴」を10店運営する、はしもと(札幌市)。ブランドのラインナップを拡充するとともに、北海道でのグループ基盤の強化などを目指す。

二つ目は米国ニューヨークの日本食レストラン「炙り屋錦乃介」「蕎麦鳥人」の2店。両店ともマンハッタ ンの中心街にあり、本格派の日本食レストランとして人気があるという。

三つ目は都内でうどん・そばの「銀座木屋」など7店を運営する木屋フーズ(東京都品川区)。はしもと同様、ブランドのラインナップ拡充が狙いで、安定的な収益が見込めることからM&Aに踏み切った。

四つ目は居酒屋「前川水軍」を展開するジョー・スマイル(熊本市)。子会社のSFPホールディングスが実施した。

1年間に4件というハイペースだが、今後もこうした積極的なM&Aは続くのだろうか。

カテゴリー売上高(億円)店舗数
CR456.33 444
SFP 377.51 239
専門ブランド 336.59 208
海外 29.87 34
調整など -7.49  
合計 1192.81 925