コーナン商事は近畿圏におけるホームセンターの草分けとされる。1978(昭和53)年に堺市で設立し、市内に第1号店を開業した。
第1次石油危機から5年後、翌年には第2次石油危機が到来した。母体となったのは石油製品小売りを手がける港南。時代の変化を敏感にとらえ、経営の多角化を模索した末に、住生活産業への展開を決めたのだ。
近畿圏で集中出店するドミナント戦略で強固な地盤を築き、中国、四国、東海に次第に店舗を広げた...
セガサミーホールディングスは、大手パチスロ・パチンコメーカーのサミーと、大手ゲームメーカーのセガグループの持株会社。サミーセガを買収し、2004年10月に経営統合して設立された。M&Aで誕生した同社だけに、企業買収には極めて積極的だ。
ジャパンミートは東京都、茨城県を中心に関東近郊で約80店舗の食品スーパーを展開する。もともと精肉販売に強みを持ち、2013年に「肉のハナマサ」を傘下に収めたことで店舗網は格段に厚みを増した。その同社が新たなM&Aを発表した。
G-FACTORYは飲食店経営のM.I.T(東京都渋谷区)を完全子会社化。同社が経営する飲食店の拡充、新業態開発、海外進出による多店舗展開の加速を狙う。海外展開、M&Aが2019年のキーワードになりそうだ。
カセットテープのトップブランドだった「マクセル」。カセットテープは今も使われているが、最盛期に用いられた音楽録音用媒体としては次々に登場する新しいメディアに主役を奪われた。カセットテープの凋落後、マクセルは波乱万丈の歴史を刻むことになる。