【企業ピックアップ】日産自動車

毎月気になる企業をピックアップし、その企業の占星術的な視点からポイントをお伝えしています。今回は日産自動車をピックアップ企業として選びました。

日産は2020年3月期決算で6712億円の最終赤字を発表しました。これは20年前の「日産危機」と呼ばれていた2000年3月期の最終赤字6843億円に匹敵するほど深刻な状態にあります。 

横浜市内にあるグルーバル本社

ゴーンショックの影響から社会的な信用を失墜したうえ、世界的に販売台数が落ち込み、ゴーン体制下で膨張した生産能力が余剰となって収益を圧迫しました。現在は世界的なコロナ感染拡大で自動車業界全体の販売がダウンしていますが、とりわけ痛手の大きさが目立つのが日産です。 

同社は立て直しのために海外2工場を閉鎖し、生産能力を20%削減するなどリストラを加速しています。

 「ルノー・日産・三菱」の3社連合を形成していますが、経営難のルノーをフランス政府が支援することになり、三菱自動車も3年ぶりに最終赤字に転落し、総崩れの様相を呈しています。3社連合が果たしていつまで持つのか、その先行きを危ぶむ見方も浮上しています。

 このように難局にある日産の今後はどのような展開になっていくのかを西洋占星術の視点からチェックすることで、通常では見ることができない発見や気づきをみていきたいと思います。

 まずは日産という会社の傾向を占星術でみてみましょう。

波乱万丈を絵に描いたような活躍をする会社

1960年代の日産というとトヨタ自動車としのぎを削るほどの競争力を持っていました。当時はブルーバードを主力にその品質の良さから「技術の日産」と呼ばれたほか、日本の乗用車輸出シェアの50〜70%を確保し、「輸出の日産」とも呼ばれていた歴史があります。

日産は技術や輸出の代名詞で呼ばれるのも納得できるほどのホロスコープを持っています。術と輸出に関して、高いレベルでプロフェッショナル化させるポテンシャルを備え、その成長意欲もとても高いことが分かります。

またチームが一丸となって協力する気質があり、大企業によくありがちなホロスコープの天体配置を持ち、日本を代表する企業へと発展してきたことも頷けます。

ただ、これまでの日産の歴史を見ていると、活躍している時期と大きな問題に直面しているときの落差が激しい印象があるのではないでしょうか。

それもそのはずで、日産のホロスコープには占星術用語でいう「グランドクロス」という天体配置を持っているのが特徴的です。このグランドクロスは吉か凶かでいうと「凶」の要素が強いとされていて、困難や試練が多く波瀾万丈な社歴を持つ傾向が出てきます。

困難や試練があるというのは多くの工夫によって世間がアッと驚くような成果や商品・サービスを生み出す能力も高いと言うことになり、それをこれまで何度も体現してきたからこその現在の社会的地位を得ているのです。

ですが、いかんせん困難や試練がつきまといやすいので、企業としては少々不利な要素になってしまうのは否定できません。かつて労組が過大な力を持ち、経営への過剰介入を許した結果、倒産の危機に瀕した日産。ゴーン改革で甦ったかに見えたが、改革を主導したゴーン元会長の逮捕・逃亡事件の激震が今また経営を直撃しています。

日産のホロスコープから分かることは、果てしなく活動し続け、何度も挫折し、それでも諦めずに何度もチャレンジをする。

そんな波瀾万丈を絵に描いたような活躍をする傾向を背負った企業であり、そんなアップダウンが激しい状態でこそ「日産らしい」と言えるのかもしれません。