海外では新たな案件も進行中だ。米国では昨年、海外初の賃貸住宅開発に着手した。南東部のノースカロライナ州で地元企業と共同で賃貸住宅と商業施設からなる複合施設をつくるもので、総事業費は約100億円。2019年中の完成を目指す。同じく昨年、インドネシア住宅市場への参入を発表。現地の不動産開発会社と共同でジャカルタ郊外に約160棟の戸建て住宅を建設、販売するプロジェクトで、東南アジアで初の戸建て分譲事業となる...
サカタのタネが海外市場へ積極的に進出している。理由は新興国の人口増と食の西洋化に伴う洋食野菜の需要増だ。しかし、世界最大手の米モンサントが独バイエルに買収されるなど、業界地図は大きく変わろうとしている。サカタのタネはこの乱戦を生き残れるか。
ビジネスモデルの変革を旗印に、富士通がハード製造からICTサービス企業に経営の軸足を急ピッチで移しつつある。パソコン事業に続き、携帯電話事業の売却を決断。事業構造改革とM&Aを表裏一体で推進し、“撤退戦”もようやく一段落する形だ。
三菱ケミカルHDのグループ企業である三菱化学、三菱樹脂、三菱レイヨンの3社が2017年4月に合併して、年商2兆円を超える化学メーカー・三菱ケミカルがに誕生した。合併によって今後どのような化学反応が起こるのか。新たな化合物に注目が集まる。