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業務スーパーの神戸物産、過去最高の業績を更新
「業務スーパー」のFC事業を展開する神戸物産は、2021年10月期(連結)の売上高、最終利益がともに過去最高を更新したと発表した。売上高は前期比6.2%増の3620億6400万円、最終利益は同30.2%増の195億9200万円だった。
新聞輪転機大手、東京機械製作所の株買い占め問題も最高裁に舞台を移した。東京機械が打ち出した買収防衛策について、東証2部上場で投資会社のアジア開発キャピタルが差し止めを求める仮処分を申し立てたが、こちらも退けられた。
アジア開発の傘下企業が東京機械株の8%余りを新規保有し、筆頭株主に躍り出たのが判明したのは7月。同月末には保有比率が30%を超え、その後、約40%まで高めた。証券取引所で行われる市場内取引で株式を買い集めたのだ。通常、株式を大量かつ急速に買い集める場合、TOBが行われる。ただ、TOBは市場外取引を前提としており、今回のケースのような市場内取引はいわば盲点といえ、TOB規制のあり方に課題を残した。
買い占めに出たアジア開発は日本橋倉庫を前身とし、現在、香港を拠点とする企業グループのサンフンカイの傘下にある。一方、ターゲットになった東京機械は1906年に国産初の新聞輪転機を開発した名門で、国内の主要新聞社を顧客とする。ただ、紙離れで新聞各社の経営が厳しさを増す中、東京機械の業績も停滞感が広がっている。
文:M&A Online編集部
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「業務スーパー」のFC事業を展開する神戸物産は、2021年10月期(連結)の売上高、最終利益がともに過去最高を更新したと発表した。売上高は前期比6.2%増の3620億6400万円、最終利益は同30.2%増の195億9200万円だった。