去る11月18日に公表された、ヤフー株式会社(以下「ヤフー」という。)の親会社であるZホールディングス株式会社(以下「ZHD」という。)とLINE株式会社(以下「LINE」という。)の経営統合(以下「本経営統合」という。)は、巨大IT企業同士の経営統合ということで大きな話題となった。
今回は、ZHDとLINEによる同日付プレスリリース「経営統合に関する基本合意書の締結について」(以下「プレスリリース」という。)から読み取れる本経営統合のスキームで特に印象的だった箇所についてコメントを試みたい...
最終契約は、M&Aで交わす契約のうち最も重要な契約書です。株式移転の場合は「株式移転計画書」を締結します。相手はまだ存在しない会社なので「契約書」にはなりません。
意向表明書はM&Aの端緒となり、また買い手企業が売り手企業に自己紹介を行う役割も果たす重要な書類です。ここでは買い手企業が差し入れる形式の契約書文例をご紹介します。
M&Aを行うときには、相手企業と秘密保持契約を締結する必要があります。秘密保持契約書にはどのようなことを記載すれば良いのか、ひな形とともに作成時の注意点をご説明します。