ホテル・不動産事業を行うユニゾホールディングス(以下「ユニゾHD」という。)は、エイチ・アイ・エスによる事前の同意のない公開買付けに対して反対の意見表明を行っていたところ、その後、ソフトバンクグループ傘下の投資ファンドである米フォートレス・インベストメント・グループ(以下「フォートレス」という。)がホワイトナイトとしてユニゾHD株式の公開買付けを行い、ユニゾはこれに対して賛同及び応募推奨の意見表明を行っていた...
企業結合審査の届出及び待機期間の規制を回避する買収スキームを採用したことに関して、米国司法省が、キヤノン及び東芝に対し罰金を科し、さらに、欧州委員会が、キヤノンに対し、制裁金を科す旨の決定をしました。
6月28日、経済産業省は、「グループ・ガバナンス・システムに関する実務指針」を策定公表した。本指針はグループガバナンスの問題に初めて本格的に切り込んだ貴重な取り組みである。
経済産業省は、5月15日、「公正なM&Aの在り方に関する指針-企業価値の向上と株主利益の確保に向けて(案)」のパブリックコメントの受付を開始した。本指針は、2007年9月4日に策定された通称「MBO指針」を全面的に改定したものである。
先端技術の流出防止を目的にした米国の外国投資リスク審査近代化法の発効によって、米国の先進企業の買収が困難になってきた。米国発の技術で業容を拡大しようとする日本企業は少なくなく、今後、成長戦略の見直しに迫られそうだ。