前回記事 (記事はこちら)にて触れたホテル・不動産事業を行うユニゾホールディングス(以下「ユニゾHD」という。)と複数買い手候補者との間の買収交渉について、その後の事情を踏まえつつ、法務アドバイザーの観点から「企業価値向上」と「一般株主利益の確保」が一致しないユニゾTOBの難しさについて改めて思案してみたい...
M&Aでは「第三者割当増資」というスキームを利用するケースがあります。これは会社が新たに株式を発行して特定の第三者へ取得させる方法です。第三者割当増資の際に必要となるのは「総数引受契約書」です。
製薬企業によるベンチャー企業への事業のカーブアウトが広まっているという。カーブアウトは、創業者が1から始めるベンチャービジネスと異なり、母体企業から特許権等の承継対象資産の承継を受けて行うものであるため、問題も存在する。
最終契約は、M&Aで交わす契約のうち最も重要な契約書です。株式譲渡の場合は「株式譲渡契約書」を締結します。今回は株式譲渡契約書のサンプル書式と作成上の注意点を解説します。