【サカタのタネ】M&Aで世界にビジネスの「タネ」をまく

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最大手企業ですら「買収される」種子ビジネス

そもそもサカタのタネが海外へ進出したのは、前述のように日本の気候が厳しかったためという。種子を安定供給するための適地適作を狙って米国へ進出したのだ。その後、年間通じて種子を生産するために季節が逆転する南半球へ進出。南北の種子栽培拠点で相互補完して冬の「タネ切れ」を防ぐ。

研究開発の迅速化を狙ったM&Aにも取り組んでいる。2017年10月にはヨルダンのキュウリ育種会社を買収し、子会社化した。キュウリをグローバル戦略品目と位置付け、研究開発の加速とグローバル供給体制の強化を狙う...

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