1931年に満州事変が勃発して国策としての開拓移民が増えると、満州国向けの穀物や牧草、野菜などの種子輸出が増え、販路も広がった。1942年には国策で種苗会社の企業合同が進められ、坂田商会も同年12月に解散、同業の4社と合同し「坂田種苗株式会社」として再出発し、武雄氏が社長に就任した。しかし、戦争の激化で種子輸出にも政府からの圧力がかかり始め、1945年5月の横浜大空襲では社屋が焼失する。失意の武雄社長は辞任し、山中湖の別荘に疎開した...
アスラポート・ダイニングは2018年8月に、ジャパン・フード&リカー・アライアンスを完全子会社化する。両社の売上高はほぼ同規模なため今年度の売上予想を単純に足すと単独の2倍近い740億円になる。一気に売上高1000億円の大台が視野に入ってきた。
経営危機のどん底からよみがえった「メガネスーパー」。2017年に持株会社制へ移行し、「ビジョナリーホールディングス」として新たな歴史を刻み始めている。投資ファンドによる再建を果たした同社は、M&Aで新分野を開拓し、次なる飛躍を果たそうとしている
メルコホールディングスはパソコン周辺機器のトップブランド、「バッファロー」を中核会社にグループを形成する。パソコンからスマホ、タブレットに市場が大きくシフトする中、経営は曲がり角に立つ。4月には製麺大手、シマダヤを完全子会社化するのだが…。
クボタが4半世紀ぶりに大規模な広告宣伝活動を展開している。久保田鉄工からクボタに社名変更した1990年以来のことだ。M&Aなどで海外事業が拡大し、売上高の7割近くにまでを海外が占めるようになったため、もう一度日本国内でのクボタの知名度を上げるのが狙いのようだ。